青空の下月夜に舞う
しかもさ。
何でこの人裸見られて普通なの。
てか何で服着て部屋から出てこないの。
これがこの家では普通なの?
「違うの?」
そして何故か堂々としてるし。
腰に手をあててる左手。
ウエーブがかかった茶色の髪をかきあげる右手。
化粧も完璧なのに、人前に出るには完璧とは言えない姿。
眉間に皺まで寄ってるし。
「ねえ。慶太郎の言ってた、まみじゃないのかっつってんだけど?」
「多分、そのまみだと……思います」
慶太郎、の名に、確信して答える。
「はあ……つか自分の名前忘れるやつなんて会った事ないんですけど」
同感。
私もないです。
ドラマで記憶喪失の方が演じてるのしか見たことありません。
「ちょっと待ってなよ。着替えてくるから。……ねえ、まみって子ある意味凄いんですけど」
着替えてくるから、と口にしながら扉の向こうに姿を消しながら、部屋の中に居るであろう人に私の話をする女の人。
一般的に、あなたの方が凄い、と。
大声で言えますよ、私。
何でこの人裸見られて普通なの。
てか何で服着て部屋から出てこないの。
これがこの家では普通なの?
「違うの?」
そして何故か堂々としてるし。
腰に手をあててる左手。
ウエーブがかかった茶色の髪をかきあげる右手。
化粧も完璧なのに、人前に出るには完璧とは言えない姿。
眉間に皺まで寄ってるし。
「ねえ。慶太郎の言ってた、まみじゃないのかっつってんだけど?」
「多分、そのまみだと……思います」
慶太郎、の名に、確信して答える。
「はあ……つか自分の名前忘れるやつなんて会った事ないんですけど」
同感。
私もないです。
ドラマで記憶喪失の方が演じてるのしか見たことありません。
「ちょっと待ってなよ。着替えてくるから。……ねえ、まみって子ある意味凄いんですけど」
着替えてくるから、と口にしながら扉の向こうに姿を消しながら、部屋の中に居るであろう人に私の話をする女の人。
一般的に、あなたの方が凄い、と。
大声で言えますよ、私。