カカオ80%な彼。
「うわ~妃那ちゃんだ~」
妃那と李久が屋上へ行くと永斗君も他の不良さん達も妃那がいることに嬉しそうにしてた。
「妃那は俺のなんで」
「李久///」
その光景に嫉妬した李久が妃那を抱き寄せる。それももう、見飽きたよ。
「永斗君、赤月先輩いますか?」
「海聖?いるよ~。
寝てるけどなっちゃん来たって言えば起きるから~」
「そうですか。
今日妃那達もいるんではじっこで食べてもいいですか?」
「おっけ~!それじゃあ海聖起こしたら行くから先食べてて~」
あたし達は他の不良さん達に見えない所に移動した。
だって妃那、怖いでしょ?
李久も不安でしょ?妃那可愛いから狙われちゃうんじゃないかって。
「おまたせ~」
すこしして機嫌の悪そうな赤月先輩と永斗君が来た。
「なんか妃那ちゃんと彼氏さんいるの新鮮~」
「……そうですね」
「うんうん。やっぱ妃那ちゃんは可愛いね~!もちろんなっちゃんも~」
やっぱりあたしにとって、
地獄だ。
ご飯は大好きなのに、全然美味しくない。
ううん違う。
味がしない。