カカオ80%な彼。
あたしの爆弾発言に言葉がでない李久と妃那。
赤月先輩はあたしの会話を聞いてるのか聞いてないのか、
ただもくもくとご飯をたべてる。
永斗君は呆然としてる。
「でも安心して?
今は本当に赤月先輩が好きだから」
だって今もまだ好きなんて言ったら、
2人とももっともっと困るでしょ?
言いたかったけど、
さすがにそれは言えないから。
「……あはは…永斗君、赤月先輩、
お見苦しいとこ見せちゃってすいませんでした。
あたしチョコレート食べたいから教室戻りますね!
チョコ、今ないから~」
「……じゃああたし、失礼します。
……さよなら……」
逃げるようにその場を去った。
ひたすらはしって、
ついた場所は
古い図書館。