彼に殺されたあたしの体
それらをすべて穴へ投げ入れた先生は、再びスコップを手に取った。


そのあとはもう一心不乱に土を元あった場所へと戻すだけだった。


月明かりの下で懸命にあたしを埋める先生は、まるで魔物のように見えたのだった。
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