彼に殺されたあたしの体
あたしは混乱した。
嗅覚が生きているハズなのに、どうしてにおいに気が付かなかったのかわからなかった。
ウジムシたちはあたしの鼻の穴や耳の穴を激しく出入りしている。
そして眼球の隙間からも……。
と、その瞬間。
ウジムシたちがあたしの左目の眼球を押し上げたのだ。
腐った眼球は簡単に外へと飛び出す。
飛び出した眼球は重力に逆らえずゴロリと転がり、伸びきった筋肉よってかろうじて体とつなぎとめられていた。
左目は完全な空洞となり、あたしの視界は少し悪くなった。
そうか。
体内でこれと似た事が起きたから、あたしは嗅覚が弱まっているんだ。
嗅覚が生きているハズなのに、どうしてにおいに気が付かなかったのかわからなかった。
ウジムシたちはあたしの鼻の穴や耳の穴を激しく出入りしている。
そして眼球の隙間からも……。
と、その瞬間。
ウジムシたちがあたしの左目の眼球を押し上げたのだ。
腐った眼球は簡単に外へと飛び出す。
飛び出した眼球は重力に逆らえずゴロリと転がり、伸びきった筋肉よってかろうじて体とつなぎとめられていた。
左目は完全な空洞となり、あたしの視界は少し悪くなった。
そうか。
体内でこれと似た事が起きたから、あたしは嗅覚が弱まっているんだ。