彼に殺されたあたしの体
首振りの扇風機が時折あたしのところまで風をつれてきて、そのたびに2つに結んだあたしの髪の毛は揺れた。
数学のテキストを取り出して問題文に目を通していると、着替えを終えた生徒たちがゾロゾロと体育館に集合し始めた。
その中でメイの姿だけはすぐに見つけられる。
メイは学校指定のブルーの体操着を着ていて、熱そうに手のひらで自分をあおいでいる。
同じ姿の女子たちと一緒にいるメイを見ると、その体格のよさがよくわかった。
周囲より一回り大きな体に、ベリーショートの男っぽい髪型。
けれど絵に描いたように整った顔立ちに、その髪型はピタリとマッチしていて、誰がどう見ても美少女だった。
ただその体格のよさから男子よりも、女子からの人気の方が高かった。
数学のテキストを取り出して問題文に目を通していると、着替えを終えた生徒たちがゾロゾロと体育館に集合し始めた。
その中でメイの姿だけはすぐに見つけられる。
メイは学校指定のブルーの体操着を着ていて、熱そうに手のひらで自分をあおいでいる。
同じ姿の女子たちと一緒にいるメイを見ると、その体格のよさがよくわかった。
周囲より一回り大きな体に、ベリーショートの男っぽい髪型。
けれど絵に描いたように整った顔立ちに、その髪型はピタリとマッチしていて、誰がどう見ても美少女だった。
ただその体格のよさから男子よりも、女子からの人気の方が高かった。