彼に殺されたあたしの体
あたしに非がなかったという事で安心して、イジメがなかった事のようにしてしまった。


でも、あたしはあの時怒ってもよかったハズだ。


彼女たちを相手に喧嘩をしてもよかったハズだ。


それなのに、あたしは黙っていた。


元の友達に戻れてよかった。


なんて、本気で思っていたのだ。


あたしはなんてバカだったのだろう!


彼女たちに壊されたもの、彼女たちになくされたもの。


彼女たちに傷つけられた体、彼女たちに傷つけられた心。


それをどれ1つとして取り返せていないのだ。
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