彼に殺されたあたしの体
そう思うと、歯ぎしりするほど悔しかった。


憎かった。


殺してやりたいとさえ、思う。


今すぐ土の中から這い出してあいつら全員殺してやりたい。


ひどく苦しめながら、ジワジワとその命を奪ってやりたい。


神田君だって同じだ。


彼がいなければあたしはイジメられなかった。


彼も殺してやりたい。


そして先生。


あたしがイジメられている事に気付くこともなく、火に油を注ぐような発言をしたあいつ。


あいつのせいであたしの体は青あざだらけになったんだ。


毎日痛くて痛くて痛くて。


なのに、あいつは何も気が付かなかった。
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