彼に殺されたあたしの体
あたしはまるで暖かなお風呂につかっているような、落着いた気持ちだった。


小学生頃の記憶は、もう楽しかった出来事しか思い出せない。


どうしてあたしは、あんなにもクラスメイトたちを憎んでいたのだろう。


少し感情が暴走してしまったのかもしれない。


1年近くこんな所にいるんだもの。


そんなことがあっても不思議じゃない。


そう思い、鼻歌を歌いたい気分だった。
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