彼に殺されたあたしの体
でも、子供がなぜんこんなところに来るのだろう?


ここは何もない広い空き地にすぎないハズだ。


家を建てる工事が中断している今、あたしが埋められる前からここは姿を変えていないはずだった。


子供があそぶには不似合いな場所じゃないだろうか?


複数の子供が集まっていれば駆けっこなどをして遊ぶ事はできる。


でも、聞く限り足音の持ち主は1人だった。


たった1人で広い空き地で何をして遊ぶのだろうか?


あたしの疑問が膨らんで行った時、足音が消えた。


それはあたしの丁度真上当たりで途絶えた。


あたしは目の前に広がっている土を見つめる。


誰?


あなたは、誰?
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