彼に殺されたあたしの体
クラスメイトたちを殺した時と全く同じ、心地よい感じが体中に駆け巡る。


そうして、先生はようやく心臓を止めた。


途端に電車内は騒がしくなる。


人がいるぞ!


人を引きずっているぞ!


今まで先生の存在気が付かなかった乗客の1人が、ようやく先生に気が付いたのだ。


あたしは満足し、その様子を眺めていた。


それは先生が電車に引きずられて、3駅目の事だった。
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