彼に殺されたあたしの体
「なんだ、これ」
手が届かなくなり、穴の中に入って掘り進めていた旦那さんが、作業を止めた。
「何? なにかあったの?」
「カバン……だな……」
「カバン?」
「あぁ。N高校のカバンじゃないかな?」
旦那さんがそう言うと興味を引かれた奥さんが床下へと入って来た。
「こんなにも掘ったの!?」
「ん? あぁ」
「ちゃんと埋めてよ?」
「わかってるって。それよりほら、見てみろよこの辺。ペンやポーチまで埋まっているぞ」
「……本当だわ。全部女の子が使っているような道具ばかりね」
「そうだな。こっちにはノートがあるけれど、劣化が激しくて何が書いてあるかわからない」
手が届かなくなり、穴の中に入って掘り進めていた旦那さんが、作業を止めた。
「何? なにかあったの?」
「カバン……だな……」
「カバン?」
「あぁ。N高校のカバンじゃないかな?」
旦那さんがそう言うと興味を引かれた奥さんが床下へと入って来た。
「こんなにも掘ったの!?」
「ん? あぁ」
「ちゃんと埋めてよ?」
「わかってるって。それよりほら、見てみろよこの辺。ペンやポーチまで埋まっているぞ」
「……本当だわ。全部女の子が使っているような道具ばかりね」
「そうだな。こっちにはノートがあるけれど、劣化が激しくて何が書いてあるかわからない」