彼に殺されたあたしの体
あたしは去っていくミミズに会釈をしたかったけれど、やっぱり首も動かなかった。
このまま見つからなければあたしの体は虫のエサになるだろう。
こんなに巨大なエサ、食べきれる虫なんているのかな?
もし残れば土の中で腐敗していき、骨になるだけだ。
骨になるのにどのくらい期間が必要なんだろう?
その前に野犬が掘り返して食べたりするんだろうか?
あたしは自分の体が野犬に食い荒らされる場面を想像した。
犬たちは血と肉のにおいを嗅ぎつけて、土を掘り返す。
光がさしたと感じたとたん、そこには犬の牙があるのだ。
牙は月に照らされてギラギラと光り、犬のヨダレがあたしの顔にべたりとかかる。
無抵抗なあたしに、犬は容赦なく歯を立てるだろう。
ネットリとしたローションのような唾液をしたたらせながら、あたしのほお肉を千切り、むさぼる犬。
ちぎられた場所から血に濡れた白い歯が見えるかもしれない。
このまま見つからなければあたしの体は虫のエサになるだろう。
こんなに巨大なエサ、食べきれる虫なんているのかな?
もし残れば土の中で腐敗していき、骨になるだけだ。
骨になるのにどのくらい期間が必要なんだろう?
その前に野犬が掘り返して食べたりするんだろうか?
あたしは自分の体が野犬に食い荒らされる場面を想像した。
犬たちは血と肉のにおいを嗅ぎつけて、土を掘り返す。
光がさしたと感じたとたん、そこには犬の牙があるのだ。
牙は月に照らされてギラギラと光り、犬のヨダレがあたしの顔にべたりとかかる。
無抵抗なあたしに、犬は容赦なく歯を立てるだろう。
ネットリとしたローションのような唾液をしたたらせながら、あたしのほお肉を千切り、むさぼる犬。
ちぎられた場所から血に濡れた白い歯が見えるかもしれない。