神風の如く
この前もあったけど、また……?
華蓮は東京に住んでいたので、京都のことなど知るはずもない
「あれ……知らなかったですか?
まあ、今は行われるかどうか厳しいですけどね」
「そうなんですか………」
そもそも華蓮はお祭りがどんなものだか知らない
「お祭りって楽しいものなんですか?」
「えっ……華蓮さん行ったことないんですか………?
というか未来にはないのですか?」
沖田はさぞかし残念そうな顔をした
「いえっ、ありますよ
ただ、私は行ったことないんです」
仮にも湊財閥の令嬢
お祭りなんて縁がない
「そうですか……
今度、絶対行きましょう!!」
沖田は思い切って華蓮に言った
「………はいっ!是非!!」
華蓮は大きく頷いた