叶わぬ願い
Chapter Two
2人並んで帰った帰り道
夜も遅く、音々ちゃんを駅まで送った
「ここまでで良いよ」
「いや、家まで送るよ」
そう言っても君は
「良いから、良いから!」
と言ってずっと聞かなかった
「分かったよ...
じゃあ、気を付けて帰ってね」
僕は諦めて君と駅で別れた
"また明日"と約束を交わして...
でも...
毎日交わされていたその約束が守られることは
この先二度となかったんだ...