偽フィアンセは次期社長!?
「それでは、確かにお渡ししましたので」
真面目そうな若造が一礼して去っていく。
あたしの手には、紙袋。
色々と考える間もなく、ポンと肩を叩かれ、振り返ると月菜ちゃん。
そして、後ろの方には完全にあたし達の様子にアンテナバリバリ状態の、女子社員の姿。
「……えー……と」
とりあえず、へへっと、笑ってみる。
「どういうことですか?!」
「な、何が……?」
ずいっと一歩前に出た月菜ちゃんに合わせるように思わず一歩後ろへ下がるあたし。
「課長と、夜って……夜って……?」
あら?
月菜ちゃんは、怒っているというよりも、興味津々、といった感じで、両手を胸のところで組んでいる。
な、なんか、勘違いしてません?
真面目そうな若造が一礼して去っていく。
あたしの手には、紙袋。
色々と考える間もなく、ポンと肩を叩かれ、振り返ると月菜ちゃん。
そして、後ろの方には完全にあたし達の様子にアンテナバリバリ状態の、女子社員の姿。
「……えー……と」
とりあえず、へへっと、笑ってみる。
「どういうことですか?!」
「な、何が……?」
ずいっと一歩前に出た月菜ちゃんに合わせるように思わず一歩後ろへ下がるあたし。
「課長と、夜って……夜って……?」
あら?
月菜ちゃんは、怒っているというよりも、興味津々、といった感じで、両手を胸のところで組んでいる。
な、なんか、勘違いしてません?