偽フィアンセは次期社長!?
月菜ちゃんのお尻にまたピョコピョコと尻尾が見えるに違いない……と思いながらトイレを後にする。
……と。
「……おお。ナイスタイミング」
課長が女子トイレの前を通過するところで。
「……こ、こんにちは……」
なんか、すっごく恥ずかしいんですけど……何このタイミングの悪さ。
『お前、どこからメール打ってきてんだよ?!』って、思われるよね……。
「お前、どこからメール打ってきてんだよ?!」
……やっぱり。
「にしても丁度いい!ほれ、これやる」
これやる。と言われて思わず出した両手に、ずしりと重みが加わる。
「……これなんですか?」
茶色い紙袋。
「すんなり手ぇ出しといて後から聞くとかチャレンジャーだな」
「……へ?」
「毒リンゴ。お食べ、白雪姫。じゃーなー」
「あ……」
あっさりと行ってしまう。
……と。
「……おお。ナイスタイミング」
課長が女子トイレの前を通過するところで。
「……こ、こんにちは……」
なんか、すっごく恥ずかしいんですけど……何このタイミングの悪さ。
『お前、どこからメール打ってきてんだよ?!』って、思われるよね……。
「お前、どこからメール打ってきてんだよ?!」
……やっぱり。
「にしても丁度いい!ほれ、これやる」
これやる。と言われて思わず出した両手に、ずしりと重みが加わる。
「……これなんですか?」
茶色い紙袋。
「すんなり手ぇ出しといて後から聞くとかチャレンジャーだな」
「……へ?」
「毒リンゴ。お食べ、白雪姫。じゃーなー」
「あ……」
あっさりと行ってしまう。