偽フィアンセは次期社長!?
「……?」
両腕を軽く掴まれ、課長があたしの前にしゃがみこむ。
「またダッシュこいてどこか行く気だろ」
ず、図星……。
「でも、時間ないし、言うこと言ったし……」
「時間ってなんの?」
「……飛行機の。15時55分には、飛んじゃいますよね……?」
あたしの言葉を聞いて、課長が吹き出す。
なんか、あたし達、迷子になった子どもと、迷子センターの人みたい。
て言うか、何で笑ってるの……。
「お前、いつから山田の追っかけやってんだよ?」
は?や、や………まだ……???
「もうとっくに手続きして乗っちゃったぜ?」
?
状況が全然飲み込めない。
両腕を軽く掴まれ、課長があたしの前にしゃがみこむ。
「またダッシュこいてどこか行く気だろ」
ず、図星……。
「でも、時間ないし、言うこと言ったし……」
「時間ってなんの?」
「……飛行機の。15時55分には、飛んじゃいますよね……?」
あたしの言葉を聞いて、課長が吹き出す。
なんか、あたし達、迷子になった子どもと、迷子センターの人みたい。
て言うか、何で笑ってるの……。
「お前、いつから山田の追っかけやってんだよ?」
は?や、や………まだ……???
「もうとっくに手続きして乗っちゃったぜ?」
?
状況が全然飲み込めない。