偽フィアンセは次期社長!?
じゃれたついでに二人で並んでフローリングに横たわり、窓の外を眺める。


「いー天気ですねぇ……」


「な。うってつけだな」


陽の光に透けて、課長の髪の毛がまるで絹糸みたいにさらさらしてる。


「確かに。お散歩、行きますか?あーでも、月菜ちゃん達来るまでに掃除しとかないと……」


「違う違う、エッチするのにうってつけな」


「……!!!ちょっ……!!」


がば、と思わず身体を起こす。


見れば、課長は柔らかい光の中でひーひーと笑っていて。


「中学生かっつーーーの!」


「……ん、もーーーーー」


課長が、あたしの好きな顔で笑っている。


あたし達は、どちらからともなくもう一度キスをした。


幸せな、お日様の味がした。




【ほんとに、おしまい】
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