悪者女子の恋心!
****************************


「ん、茶。」

コトリと皆の前にカップを置く。


「咲…なんか怒ってる?」

勿論よ!!どうしてか、何故なら…


「わー咲ちゃん顔パンパンっ♪腫れぼったー」


藤堂が爆笑しているから。

「うっさいわね、泣いたんだから仕方がないじゃない!」


「え、咲ちゃん泣いたの!?」


「おい…」


急に凜があたしの手を引き、外へ連れ出す。


「えっ、凜!?咲!?」

「…まぁまぁ椿ちゃん」


後ろで藤堂が椿をなだめるのを最後に、ドアが閉まった。
< 121 / 260 >

この作品をシェア

pagetop