悪者女子の恋心!
前に一度だけ、透真と呼び捨てにされたこと。


「恥ずかしいよー」


なんて顔を赤らめながら。

今までは呼び捨てだったのに、今日は違った。


そんな単純なことにも気づかなかった自分に心底呆れる。



幼なじみに嫉妬なんて、なんて言えなかった。


れなの方が俺の何倍も大人だった。



ごめん。


れな。咲。


俺は、大事な人を二人とも傷つけたんだね…
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