悪者女子の恋心!
「いやぁ、凜がいつになく真剣だから?面白い見せ物だよ~これ」


あはは、じゃない!!

あたしの首!手が迫ってきてるから!


「ほんとだよ~、凜かーわいい♪」


「椿、あなたね…」

「さっ!咲ー、グズグズしてないで着替えよー?」


逃げたわね!


「英野…お前…」


ちょっと!誰か黒いの消してっ!

あたしの天使のようなホワイトスマイルが!



「うわ何よ凜、くっろ」

「はぁ!?黒くねーよ!」
「ふっ、オーラが黒いって言ってんのよ」

「オー…ってお前な…」


はぁ、なんて溜め息つきながらこめかみ押さえないでよ!


「…無駄にイケメンなんだから」


なんて思ってたらつい呟いてしまった。


そして急に凜のどす黒オーラが消える。


「ふーん?」


さっきとは打って変わってご機嫌な表情をしている。
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