悪者女子の恋心!
「…何よ気持ち悪い」


「イケメンだなーとか思ったんだ?」


「お…思うわよ、そりゃ!!でも勘違いしないでよね!!無駄に、って言ったんだからっ!」



うっ…可愛くない…


「ほーお?」

これまたニヤニヤ笑いの凜が顔を近づけてきた。


「な…」

「んー?」


思わず目をつぶると、


おでこに温かいものが触れた。


だから…これって…!!


「バカ!!」


作りかけのオムレツもそこそこに、あたしは部屋へ逃亡した。
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