【短】ウラハラ彼女
彼女の好き
さあ、そろそろ胸の奥深くに秘めた目論見を白状してもらいたいと願う今日この頃。
ドラマチックな言葉に限らず、本気でそう思う。
いい加減、傷の増えてく彼女に嫌気がさしてるからだ。
毎日毎日、迷惑をかけられて保健室直行は免れない。
保険医にも顔と名前を覚えられるくらい。
それだけの頻度で怪我をするということは、まあ……そういうことだ。
流石に顔は女の命だからか平気だが、それ以外の箇所。
というのも、腕にお腹に太ももの、制服にうまく隠れる場所が見るに堪えない。
ちなみにこの前転んで膝を擦りむいたことも意図的に。
なんともまあ、すごいチャレンジ精神だ。
痛いだろ、絶対。
そんな状態を止めようとしない僕も非情だな。