今日もイジワルでわがままな虎先輩に振り回されてます。


「龍平先輩!?」


「ヒナちゃん、こんにちわ、チャイム鳴らそうと思ったらドアが当たったみたいだね」


オデコに手を当て苦笑いしながら龍平先輩が、そう言った。


「ご、ごめんなさい!居るなんて知らなかったから」


慌てて頭を下げる。


「ヒナは、おっちょこちょいだからな」


ム・・・変態の虎先輩に言われたくないです。


「虎先輩ってばっ」


龍平先輩から見えないようにつま先を踏んだ。


「あの...そんな事より、どうして家の前に居るんですか?」

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