じぇりーふぃっしゅ
何度も告白したらしいが、冗談だと思われているらしい。

高島は、自分を大人だという。「お前らとは違ぇんだよ。だから、俺と美里は釣り合うんだよ。」そう言う高島を何度も見た。

紙を染めたら大人になれるのか。

ピアスをしたら大人になれるのか。

警察にお世話になれば大人になれるのか。

なんなんだよ…
大人ってなんだよ…。

「まぁ、美里もいい迷惑だよな…」

横尾が美里をチラッと見ながら言った。

俺は知ってるこいつの思いも。親友だからこそ応援する。

桜が教室を除きこむように見ていた。

「はぁ…」

俺はため息をついた。
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