SとS
甘い声にちょっと驚く龍平。


目を瞑る。


力が抜けて抵抗できない。


舌が入ってきて、やらしい音を響かせる。


「ピチャ、くちゅ…あ、はぁ…」


目が合って、ドキドキして。


目を逸らす。


「大丈夫?」


優しい言葉。


うんって頷く。


優しく頭を撫でて、首筋にくすぐったい感覚が走る。


「あっ、や…」


「可愛い…」


目を見て真剣に言ってくれた。


龍平はあたしをお姫様だっこして、


「床じゃ、いてぇだろ?」


って、言ってソファにそっと置いてくれた。


でも、床じゃ痛いって事に恥ずかしくなって。
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