SとS
ドキドキが、早くなった。


「再開♪」


龍平の言葉がいちいち頭を駆け巡る。


「あっ…ん、ッ」


首筋に吸われる感覚がして、少しの事でも敏感だった。


「ね、衣麻初めて?」


「えっ…そうだよ、しっ、仕方ないじゃん!!!」


恥ずかしいから、強がっちゃう。


「俺が最初で最後の相手になるぞ?」


「え…っ?」


その言葉がずっと一緒って聞こえて。


嬉しかった。


「大事にするから、優しくするから…」


制服を慣れた手つきで脱がしていく…龍平。


衣麻は龍平のヤッた相手の何人目だろ~?


聞きたかったけど、焼いてるなんて思われたくなくって。
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