魔法の言葉
おまじない
パァァァァアン
「一本!勝者雪村 白!」
私、雪村 白は剣道の大会で全国1位になりました。
剣道…それは、私が楽しいと思える二つの中の一つ…。
剣道をやっているときは、周りのことを忘れられ、落ち着くことができる…
でも、もう私は竹刀を握ることはないだろう…理由は、生きている意味がわからいからだ、つまり私は明日死ぬ…
私が生きている意味がわからなくなっていたのはもうずっと前からだ、なぜなら
私の家は貧乏で、親は私を産まなければよかったと、毎日服に隠れるところに暴力をふるう。
学校に行ったって…
「あー!あいつまた学校来てるよ!」
「本当だ、よく来れるねーwww」
「ほんとキモいんだけどw早く死んでくれないかなぁーwww」
「裏切り者のくせに、私悪くないですって顔してまじうぜー」
教室に入った瞬間の暴言…そして、教科書と机にびっしりの文句と落書き…
白「はぁ…。」
もうため息をつかずにはいられない…
なぜこんな幼稚なことができるのだろう、こんなことするなら勉強にでも頭を回せばいいのに、こんなことにしか頭を使えないなんてバカみたい。