太陽の家
(……ユキとか、みんなの本名、聞いてみたい気もするけど………)
何となく、"ここ"では、聞いてはだめな気がした。
「…ユキの好きな色は?」
「え?いろ?」
唐突な質問に、ユキは少し変な顔をした。
「うん。私ね、モデルと一対一で向き合うとき、色々聞いて、その人の事知っていきながら絵を描くの。色つけるときとかの参考にもなるし」
「ふーん……そうなんだ。俺は、水色が好きかな」
「そうなんだ、私も。好きなフルーツは?」
ユキは少し腕を組んで考えた。
「……梨」
「それも同じ!じゃあ、好きな天気は?」
だんだん楽しくなり、イモ子はどんどん聞いていった。
「天気雨。前は、晴れてんのに雨降ってんのが訳わからんって思ってたけど、今は何か天気雨のときって景色がいつもよりきれいに見える気がする」
「あ、わかる。何か空気が透き通ってる感じするよね」
「なんかめちゃ気があうけど、俺ら(笑)」
ユキもだんだんノッてきた。
「じゃあ、好きな花!……せーの」
「「ひまわり!」」
「あはは!またそろったし!」
何となく、"ここ"では、聞いてはだめな気がした。
「…ユキの好きな色は?」
「え?いろ?」
唐突な質問に、ユキは少し変な顔をした。
「うん。私ね、モデルと一対一で向き合うとき、色々聞いて、その人の事知っていきながら絵を描くの。色つけるときとかの参考にもなるし」
「ふーん……そうなんだ。俺は、水色が好きかな」
「そうなんだ、私も。好きなフルーツは?」
ユキは少し腕を組んで考えた。
「……梨」
「それも同じ!じゃあ、好きな天気は?」
だんだん楽しくなり、イモ子はどんどん聞いていった。
「天気雨。前は、晴れてんのに雨降ってんのが訳わからんって思ってたけど、今は何か天気雨のときって景色がいつもよりきれいに見える気がする」
「あ、わかる。何か空気が透き通ってる感じするよね」
「なんかめちゃ気があうけど、俺ら(笑)」
ユキもだんだんノッてきた。
「じゃあ、好きな花!……せーの」
「「ひまわり!」」
「あはは!またそろったし!」