太陽の家
「いや、今日日曜だから…家帰って課題を完成させなきゃ」

「そっか」

少し、沈黙が流れた。

「……あのさ、タイヨウ」

「なに?」

「さっき、タイヨウが俺ら家族みたいなもんって言ってたじゃん」

「んー……ああ、言ったね」

タイヨウは前の信号を気にしながら答えた。

「こんな状況だけどさ、なんか……ちょっと……嬉しかった♪」

「そっか」

イモ子もタイヨウも微笑んだ。


タイヨウの家に到着し、イモ子はベッドに寝転がった。


(キャバに、あんな過去があったなんて………)

イモ子のなかでのキャバの印象は、冷めてるとゆうだけの印象だった。

正直、これからキャバにどう接していけばいいのか、わからない。

(同情しても……なんか怒ってきそうだし………)


夕食。

当然ながらニートはいなかった。

ガムも今日は外食らしい。

夕食を終えたイモ子が部屋に戻ると、床に手紙が落ちていた。

きっと誰かがドアの下の隙間から入れたのだろう。

「………………?」

イモ子は二つに折ってある便箋を開いた。

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