太陽の家
『イモ子へ

ニートです。いきなり手紙入れてごめんなさい。

今日の朝はどうもありがとう。イモ子と、タイヨウがいてくれたおかげで助かった。
正直に、イモ子はキャバのことどう思う?好きとか嫌いじゃなくて。返事待ってます

PS、この手紙の事は、ガムには内緒でお願いします…』

「え……どう思うって」

(返事待ってるって……これみたいに、ドア下にいれておけばいいのかな……?)

イモ子は廊下に誰もいないのを確認して、ニートのドアをノックしてみた。

「…………はい」

ドアは開かないが、中からニートの声がした。

「……イモ子です」

「……ああ……廊下、誰かいる?」

「……いない……」

「ちょっと、部屋には入られないから、このままでもいい?」

ニートはドア越しに話す提案をした。

「うん。手紙、読んだよ」

「ありがとう」

「どう思ってるって聞かれても……」

イモ子もキャバに対する考えは、まだ微妙なままだった。

「ああ、いきなり聞かれてもわかんないよね。ごめん」

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