太陽の家
「そか……そういや聞いたもんな。ごめんな。俺が変な事聞いたせいで」

「いや、いいよ」

ユキに申し訳なさそうにされて、イモ子は首を横に振った。

「うん、うん。まあ、いつかこうなるのは予想できたし」

被害者のニートも、フォローした。

「そもそも……ガムと、ニートは、どういう関係なの?」

「……………うん。迷惑かけたし、話すよ

落ち着いたニートは、ユキやクモやタイヨウにも、自分とガムにあった出来事を全て話した。

「イモ子は、それ、知ってた?」

「今日の夕方、聞いた……」

「そっか……二ートとガムがそんな関係だったとは……」

「お前は、これからどうしたい?」

めずらしくクモが口を開いた。

「許してもらいたい……けど」

「けど?」

「正直、イモ子とかの言う通り、俺も自分だけが悪いなんて思ってないし、何年前のたった一言でこんな束縛受けて………おかしいってわかってる、わかってる………」

「でも、俺が傷つけたのは事実で、一般的にはそんなひどい事じゃなくてもさ、相手は俺の一言で自殺を考えるくらいショックを受けたわけで……人の心の痛みなんて……見えないし、どれ程痛いかなんて、人それぞれでさ、本人しかわからなくて……」

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