3つのキセキ。
「あんた、そこの席の子だよね?」
「あ、はい。結城美愛です。」
「俺は、神谷生。あまり見ないけど...今日はどうしたの?」
「私...毎日放課後に授業受けてるんだ。体が少し弱くて...。」
「あ..そっか。ごめん。悪いこと聞いちゃったね。」
「ううん!大丈夫だよ!!」
突然のことで驚いたけれどうまく話すことができた。
「あのさ、隣座ってもいい?」
隣....あ!私の隣か!!
「どうぞどうぞ!」
神谷くんが近づいてきて隣に座った。
近くで見る顔はやっぱりかっこいい。見惚れてしまうくらい整っている。