普通な恋がしたいっ!
第二礼~別れ=始まり~
「みゆちゃん痛いよ~。人叩いたらバチあたるよ。」




私は呆れたように髪をかきあげる。





「特にぼく叩いたらバチ、当たりまくりだよ?」






快晴だった空が一瞬、雷がなったようだったが、気にしないことにしよう。








「あなたは速やかに4人と別れなさい。」








「えっ!やだよ!」








「何故よ。」









私はうつむいた。







「二股はまだしも、四股なんて....。彼女達が傷つくだけではないか。」








って、少女漫画にあった。←








「だって、みんな愛してるもん。別れたくなんかないよ。」








神谷命の声は真剣だった。







「じゃあっさ、」







ベッドからたちあがった神谷命は、私のベッドに座った。






神谷命の綺麗な顔が私の顔に近づく。









なんでよ.....。心臓が持たない。









ピストルで撃たれたように、








身動きもとれず、ただ、







私は、神谷命の顔を見つめた。









キスする前、...?





5cm.....








「みゆちゃんが彼女やってくれるならいいよ。」





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