想いが届くその日まで《短編》
テスト二日前。



「優羽ーーー。べんきょーしてるー?」



「んーー、一応ね。」



「もーー。偉いなーー、。」



「そんなことないよ。あたしなんか。」




「あ、そうだ!聞いて!修ったらね、こないだ野球の試合の応援に行ったんだけど、あたしと目が合った瞬間逸らして顔真っ赤にしてたんだよ〜。」



「そ、そうなんだー。」



「あとね.........。」



もぉ、愛希は何言ってんのかわかんない。いや、わかりたくもない。



どうしてだろう。なんか悔しいんだけど。意味不明。



あんな野球ばかどっちでもいいし。
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