想いが届くその日まで《短編》
初恋。

だれのもの。

中3の春。

祝!中学生3年生。


「あたしも今日から受験生か、がんばらないとっ」


私は、高間優羽。今年から中3の女の子です。


「おっ、優羽。お前何組だよ〜」


この人は、矢崎修。この2年間、ずっと同じクラスだった。


「あたし〜?えっと、、あたしは...。」


クラスの表を見た。


「あっ、2組だー!」


「まじで?俺と一緒!」


「今年もかよ〜。」


「なにそれー?いやなの?」


私はおもしろ半分でにらんだ。


「い、いや、そんなことないっす。」



「ならよろしい。」


ふふっ、と笑った。


「じゃ、これからもよろしくね。」


「おう!」


私達はそれぞれ教室へと移動した。
< 2 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop