believe

START



ーーガチャ








ドアが開くと太陽の光が一気に入ってくる







「屋上か...」


もっとやばいとこかと思ったら特に変わったところも無かった










......はず。。。








「おぉー!悠登(ゆうと)お前もサボりかー!!」



ゲラゲラ笑いながら言う鮮やかなオレンジ色のかみをした男







向こうにいる人はまだ私がゆうとってひとの後ろに隠れてるから気づいてない






「サボりじゃなくて!みんなに紹介したい人がいるんですよ〜」







そう言うと私の肩を掴んで ポンッ と前に押し出した




「あ?だれだそいつ」








いかにもいかついオーラが出てる金髪にピンクメッシュの男




「それがさ!!

昨日たまたま街歩いてたら、路地からスッゲェ音がしてさ。どうしたのかな〜、と思って覗いたら、この子が男2人組をけちょんけちょんにしてたのよ!」







や、若干はなしが盛られてるんだけど







ていうか。






「あの、なんなんでしょうか?」





聞くタイミングを間違えたか一気に静かになる。







「えええええええ‼︎もしかしておれらのことしらないの⁉︎」






沈黙を破ったのは、金髪前髪アップ君






びっくりしすぎでしょとか思いつつ
逆にそんなに有名なんですかとツッコミたかった





それよりこの驚いてる彼が男とは思えぬほど可愛い....





謎の敗北感を感じつつ話が進む








「まぁまぁ、とりあえずこんなビミョーな距離で喋ってないで座ってお話ししましょ?」







ねっ?とか言ってるけど






みんな授業は⁉︎高校生だよ⁉︎




しかし彼らはそんなこと一切気にしてないようで





私も言える雰囲気でもなかったので





男たちが集まる屋上の端に駆け寄った


< 10 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop