believe

はじめの一歩





いつものスーパーに行くために交差点の信号を左に曲がる





「はぁ...」




それにしても、本当に今日は疲れた



しかも私、族にはいったんだよね、、





「はあ.....」


そう思うとまた大きなため息が出た







ふと、路地の角にある自販機に目がいく









ん??




どこかで見覚えのある顔.....










って...!!!








「れ、ん...?!」






もう一度目をこすって見てもそこにいるのは蓮。







加えて、周りにいるのは鳳桜のみんなではなく




ガラの悪い見知らぬ男たち。







年齢はおそらく同じくらい







見た目的に楽しげに喋っているのというよりかは



蓮が壁に寄りかかってその周りを男たちが囲んでいる感じ








明らかに、いい雰囲気ではないことは分かる







その場面をじーっと見ていた私は









ーーバチッ



と、偶然にも彼と目があってしまった





うわっ、めっちゃ驚いてる。




気まずいな...






私も少しびっくりしたけど、蓮が周りの人を押し退いて






私のところに近づいてきたのには、もっと驚いた










「偶然だね。どしたの?こんなとこで」







いつもの笑顔で返してきた、と思ったら



明らかに目が笑っていない






「ここ家の近くで、スーパーに行こうと思ってたとこ」







かれの目が気になりながらもそう返す





「そっかそっか。んじゃさ
乙夏。ちょっと、今から時間ある?」





と聞いてきたので






「少し、だけなら....」







と返しといた






すると彼は、さっきの男たちに何やら説明した後私のところへもどってきて






「ここじゃなんだし、ねっ?」










そうニコッと笑いながら
私の手を取り、近くのカフェに入っていった











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