believe






俺は家に送った日から特になんの変化もなく過ごしていた







でも事がおこったのは俺がたまたま華の家の前を通った時だった


















ーーガッシャーン







あいつの家から何かが倒れるような音とともに、女の叫び声が聞こえた













きっと、神様はわかってたんだよな








こうなることも








俺と華の運命も。












いつもの俺なら通りすぎるけど、なぜかその時は勝手に足が動いて







いつの間にか、華の家の中に足を踏み込んでいた







たまたま鍵が開いていたのも幸いで


俺は土足のまま、二階へと駆け上る









「はなっ....!!!」








目の前に突然現れた俺を見て、大きな目を更に見開いた華












辺りを見回す、













そこは、地獄の光景だった
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