believe
俺は街に行くと
華の前では溜め込んでいたものを
全て‘‘暴力”というものに変えて
くるやつ全てをぶっ潰した
俺に殴られて意識が朦朧としてるやつ
すがりついて、殺さないでと叫ぶやつ
ましてや親のコネを使おうとするやつ
「....だまれ。」
ーーバキッ
「ぐっ....は....」
俺は冷たくそう言い放つと何人目の俺のえじきとなったかわからない男を置いて次の相手を探しに出た
「ちょっとまったー!」
後ろからふと呼び止められる
「あ?なに」
後ろを向くとそこには高い身長の茶髪を流したまぁ世に言うイケメンが立っていた
どっかで見たことあんな
そんなことを思ってると目の前のやつが口を開く
「きみさ、最近ここら辺で暴れてるって噂の人っしょ?」
だからなんだよ
答えるのも面倒くさくて、俺はまた前を向き歩き出す
「何をそんなに怯えてるわけ、」
さっきまでとは打って変わった低い声に正直内心ひびった
「おまえに、俺の何がわかる」
そう冷たす言い放った俺に男は突然手を差し伸べてきた
「は?」
なにこいつ、頭おかしいだろ
意味もわからず差し伸べられた手
ーーパシッ
突然手首を掴まれる
「....はなせよ」
「ごめん、強制。」
ニコッと笑ってそう言うと男は俺の手を引きいきなり走り出した
「は⁉︎おまえなに?っ....はなせよ!」
どんなに俺がもがいても離されない手
「まぁ、不利益なことじゃないし!」
そんなことを繰り返しながらついたのは
鳳桜の、倉庫だった。