believe
▷▶︎乙夏side
「なるほど...そういうわけね。」
瑛太の話を一通り聞き終わり、春道が家にいた理由はわかった
「てか、ねえちゃん鳳桜の一員ってことだよな?」
あぁ...
改めてそう言われるとそうだとおもうけど
「んー。まぁ一応」
苦笑いしていう私に、瑛太も困った顔をしていた
「さっき言ったじゃん?俺も鳳桜に誘われてるって」
「うん、それ。どーすんの?」
実際暴走族は何をするのかまだ分かっていないけど
危険な目に合うなら、やめて欲しいと思ってしまう
「んー、はいろっかな」
「え!!!?」
まさか、まさかそんなにさらっと...
「なんで朝からそんな大声でんのかわかんねえ。」
意地悪く笑いながらいう瑛太を、若干にらみつつ話を戻す
「でもさ、暴走族って危ないでしょ?」
それが一番の気がかり
「心配性すぎ。東関東No. 1が、そう簡単に負けないでしょ」
「や、そうだけど...」
「ま、正式に入るかなんてまだ決めてねーし。適当にきめる」
「ふーん。ま、瑛太次第よね」
そんなこんなで、昨日の件は一件落着したのでした。