believe


ー20分後ー






「つ..ついたぁ....」





車輪が壊れてしまうんじゃないかと思う位こいで、まさかの5分前に到着。





まぁラッキー♪とか思いつつ、とりあえず職員室へ向かう





ガラガラガラ





「失礼します。今日からお世話になる結城乙夏なんですけど..,」




控えめに尋ねると

「おおー!待ってたぞ!今日から結城の担任の佐伯(さえき)だよろしくな!」




職員室の奥の方にいた上下真っ赤なジャージをきたこの佐伯という男が




どうやら担任らしい。







いかにも体育系、、、

「はい、お願いします!」




と愛想良く答えるとうんうんと頷きながら教室へと連れてってくれた。







教室へと行く途中、ふと壁を見るといたるところに穴が空いてる。








え、なぜ?いくら公立って言ってもさすがに....






とか思っていると







「ついたぞ結城!ここが2-C組だ」

と言われはっとする。





「ここかぁ...」





これから私が生活する場所。




ただ普通に暮らせればそれで満足。






「俺は先に入ってみんなに伝えるから
入れって言ったら入ってきてな」





ニコッと微笑みながらいう佐伯Tのおかげで少し緊張がほぐれた




「はい」





とだけ返すと佐伯Tは中に入った

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