1/2~あなたに捧ぐ花言葉~
話し合いの結果、
私は、騎馬戦の審判になった。
霖也と霜也も一緒に。
―――その後、3人で図書館に集まって、ルールの勉強を始めた。
…まあ、提案した時のそれぞれのリアクションはご想像にお任せします……。
「多いじゃん…………」
「んー、意外と複雑かもな………」
たかが騎馬戦のルールだと舐めていた私は、その多さと細かさに軽く絶望を覚えていた。
が、しかし
――――…パタン
「え、もしかして霜也終わっちゃった感じ……?」
「ん、終わった」
「うーん……私もあと、もうちょっとあればいける…かな?」
「えー………俺、無理なんだけど……」
―――――――……