灰色の世界
白い机に、白い手紙。
同色だから、保護色のように隠れてしまう。
ずっとそれだけ見ていると
平衡感覚を失ってしまいそうになる。
そして
この中に黒い雫を垂らせば、どうなるのだろう。
と、不意に考える。
私のように
中途半端な灰色になってしまうのか。
真っ黒になってしまうのか。
…嗚呼。
我に返ると、馬鹿馬鹿しくなる。
何を考えているの?私は。
それより…
手紙をどうしよう。
同色だから、保護色のように隠れてしまう。
ずっとそれだけ見ていると
平衡感覚を失ってしまいそうになる。
そして
この中に黒い雫を垂らせば、どうなるのだろう。
と、不意に考える。
私のように
中途半端な灰色になってしまうのか。
真っ黒になってしまうのか。
…嗚呼。
我に返ると、馬鹿馬鹿しくなる。
何を考えているの?私は。
それより…
手紙をどうしよう。