灰色の世界

「また…なんだ…」

顔にもついている血を手の甲で拭う。
どうやら…返り血みたい。


「いつまで…続くの…?」


鏡に映る私に問う。
返ってくるワケが無いのに、おとぎ話のような展開を期待している私が居る…。



私はいつまで
『私』なのだろう…。




私はいつまで
『私』で居れるのだろう…




私は…
『誰』なのだろうか…?





 
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