バレない嘘をついてよ。
「痛っ……! 」
私は怒りをこめて言った。
「やっぱり私のことが好き? ふざけないでよ‼︎ 私はあの日を忘れない。あんたみたいな最低な奴に告白されたって、嬉しくない。第一、マヤのことを大切にできない奴が何で告白するわけ? 」
私は、
感じていた怒りをカズキにぶつけた。
「……悪かった」
意外にもカズキはあっさりと、
その場を立ち去った。
何か……スッキリした。
すると横で笑い声が聞こえてきた。