バレない嘘をついてよ。
【梓side】
夜神の笑顔に、
思わず笑みがこぼれた。
仲直りって……小学生以来だな。
私は喧嘩したら、放置するタイプだったからあんまり仲直りってなかった。
だって、いちいち謝ったり,悪かった原因を言うのが面倒くさかった。
今までそう思ってたけど、
仲直りって案外いいものだと今思った。
「うん、ありがとう夜神」
「はいはい。……あれ? 」
夜神は辺りを見回した。
「どうしたの? 」
「いや、さっき一緒にいた連れがいなくなったからさ……」
あっ、そういえばそんな人いたな。
あんまり覚えてないけど。
「まぁ、いっか。佐伯、一緒に帰ろう? 」
と言って、私の手を引っ張る夜神。
でも、嫌じゃない。
今までよりも、ずっと優しく引っ張る夜神。
「私、まだ”いいよ”なんて言ってないよ? 」
ちょっとした冗談を言ってみた。
「別にいいじゃん。嫌じゃないんだろう? 俺の手を振り払おうとしないってことはさ」
「っ……‼︎ 」
「図星か? 」
「ちっ違うし! 」
私は否定したけど笑う夜神。
まぁ、図星なんだけどね。
私は夜神の手の温もりを感じながら、校舎を出て行った。
夜神の笑顔に、
思わず笑みがこぼれた。
仲直りって……小学生以来だな。
私は喧嘩したら、放置するタイプだったからあんまり仲直りってなかった。
だって、いちいち謝ったり,悪かった原因を言うのが面倒くさかった。
今までそう思ってたけど、
仲直りって案外いいものだと今思った。
「うん、ありがとう夜神」
「はいはい。……あれ? 」
夜神は辺りを見回した。
「どうしたの? 」
「いや、さっき一緒にいた連れがいなくなったからさ……」
あっ、そういえばそんな人いたな。
あんまり覚えてないけど。
「まぁ、いっか。佐伯、一緒に帰ろう? 」
と言って、私の手を引っ張る夜神。
でも、嫌じゃない。
今までよりも、ずっと優しく引っ張る夜神。
「私、まだ”いいよ”なんて言ってないよ? 」
ちょっとした冗談を言ってみた。
「別にいいじゃん。嫌じゃないんだろう? 俺の手を振り払おうとしないってことはさ」
「っ……‼︎ 」
「図星か? 」
「ちっ違うし! 」
私は否定したけど笑う夜神。
まぁ、図星なんだけどね。
私は夜神の手の温もりを感じながら、校舎を出て行った。