バレない嘘をついてよ。



佐伯はあれから3日経って学校に来た。




けど、
佐伯は俺を無視するようになった。




理由は分からない。
特に悪いことをした覚えはない。




「何でだよ! 」

「あーあ、夜神さ八つ当たりするのやめてよね」

「うっせー。……奏、佐伯に何かあったか分かるか? 」

「分かるわけないじゃん」





……そうだよな。


あぁ、さっぱり分かんないな。





「ーーあっ」

「何だ? 」




奏は何かを思い出したのか、
俺の方に目を向け話し始めた。



< 201 / 222 >

この作品をシェア

pagetop