バレない嘘をついてよ。


……んっ、
いつの間に寝てしまったんだろう?


図書室の窓から暖かい日差しが入り込んでいる。



ふと、
奥の方の席に目をやるとそこには、夜神が本を読んでいた。




外見は、少しチャラい感じ。
耳にピアスをつけ、制服はだらしなく着ている。


そんな奴が静かに読書している。


……何読んでるのかな?




ーーすると、
夜神は、ごそごそとカバンの中身をいじり始めた。



……メガネ?
アイツ、メガネかけてるんだ。
意外だったかも。





< 91 / 222 >

この作品をシェア

pagetop